安全衛生管理は、製造業や建設業など危険度の高い会社以外ではあまり意識されない分野かもしれません。
しかし、すべての会社は従業員に対して「安全配慮義務」を負うこととなっており、この場合の「安全」の範囲には、業務中のケガだけでなく、過労によるうつ病や突然死、従業員の持病の悪化などを防ぐという「健康管理」としての意味合いも含まれます。
こうしたことに対する会社の取組姿勢を規定したものが、安全衛生管理規程です。
【おもな内容】
・法定管理者の選任(労働安全衛生法でその選任が義務付けられています)
・法定管理者の職務内容
・安全衛生委員会の運営に関すること
・安全衛生教育に関すること
・健康診断の実施に関すること
・健康管理への配慮に関すること
・交通安全に関すること
・緊急災害発生時の対応に関すること
明らかに業務中の事故が原因によるものは労災となり、それに対して補償する義務は会社にありますが、従業員の健康が害されたことや過労死に至ってしまったことの原因が仕事にあるとされてしまったら大変なことです。
会社は、安全配慮義務違反ということで、労災保険による補償だけでは済まず、逸失利益の損害賠償や慰謝料請求などで多額の出費が予想されます。
またこれらは裁判になるケースがほとんどなので、裁判対応に付随する会社の精神的・事務的負担も相当なものとなります。
こうしたことを防ぐには、安全衛生管理規程を作成して、これに基づいて日頃から従業員の健康管理に配慮していた事実を積み上げておくことが重要になってきます。
また、安全衛生管理規程をわざわざ作っていることに対しては、労働基準監督署の受けもよくなりますので、作成しておくことをお勧めいたします。
※4つの就業規則作成コースのうち、「ハイグレード版」においては、安全衛生管理規程の作成が含まれています。「簡易版」「小規模企業版」「標準版」には含まれておりません。ご希望の方は、オプションとしてお申し込みください。